2009年2月27日金曜日

つみきのいえ 平田研也



国内外で複数の賞を受賞したアニメーションを、監督・脚本家自ら、絵本に書き下ろした『つみきのいえ』

まずは、アカデミー賞短編アニメーション部門でのノミネート、おめでとうございます。

明るいクリーム色をバックに描かれる、おじいさんの今の暮らし、そして、過去。

あるアクシデントをきっかけに深く深く過去をたどることでおじいさんが自分の人生を、改めて胸中に収める。

その、ひとつひとつの思い出が読み手の胸に迫る。

誰の人生にもある、ささやかな、けれど忘れ難い思い出。

誰を愛し、どんな暮らしをし、どんな家庭を築いたのか?

海がせりあがってくる家は、不安定で不確定な浮世のようだ。

決してこの家を離れず、住み続けるのは、生きる覚悟だ。

水面下の家は意識下の世界のよう。

深く深く海底に積み重なった家は、おじいさんの人生であり、生きた証。

愛し愛された人生。かけがえのない「ひとり」と出会い、紡いだ人生の奇跡が切なく温かくこころ打つ物語。

2009年2月26日木曜日

1分間目標達成術 海原悠雲



この本はいま、目標があって、それを達成できないと思っている人には、もちろん、目指すべき目標さえ決められず、一生懸命になれるものがないと悩んでいる人にもお勧めです。

マイナス思考や悩んでいる状態から抜け出す方法も教えてくれます。

しかも、それが、誰でも出来る方法で、実践すればポジティブになっていくのです!

これができるようになるだけでも、人生が変わってきます。

みんなに知ってもらいたい方法です。

2009年2月25日水曜日

納棺夫日記 (文春文庫) 青木新門 おくりびと



アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」の原作として知られています。

日本人は「死」を忌み嫌いますが、葬儀が世界に誇る日本文化そのものであることがよくわかります。

著者は富山の冠婚葬祭互助会の役員の方ですが、同じく金沢の互助会の社長である一条真也氏の『愛する人を亡くした人へ』と並んで、葬祭人、いや「おくりびと」の思いや志が伝わってくる本だと思います。

2009年2月9日月曜日

魅力の法則 ― 7秒で魅了するテクニック



女優さんとか芸能人とか、「自分とはかなりかけ離れた人たちだ!」と思っていたけど、実はそうじゃなくて、彼らも努力をして、「キャラ」立ちをさせているのだなというのが良く分かりました。

”そのタレント・女優がどんな風にみえるか”を見た目から作り上げていくというのは、かなり新鮮でした。

そんな話だけかと思ったら、「自分一人でも簡単にできる!女優オーラの作り方」的な方法が書いてあって、イラストもあったので、実際に行動してしまいました(笑)

女性向けに書いてあるけど、男性にも役に立つのではと思います。

また、芸能界を目指している人なら手に入れても惜しくない本の一冊だと思います。

著者さんも、元は女優さんで、オーディションに受かったコツとかはたまたマネージャへ転身して、キャスティングする側の話とか(笑)

ちょっと変わった視点で芸能界を見れたのが新鮮でした。

一度は「女優になりたい!芸能界を目指したい!」と思ったことがある人には、結構オススメです。

あとは、7つの凛☆アクションは、すぐに使えるので、今日から、座り方とか使ってみたいと思います(笑)

2009年2月8日日曜日

Drインクの星空キネマ にしのあきひろ



「絵本なんて子供だましだろう」とか,「お笑い芸人が描いたもんだから大したことないだろう」とか,そういった先入観は捨てて,じっくり見て,読んでほしい作品。

「よくこれだけ緻密なものを描くなあ」と思いつつ,ページをめくるうちに引き込まれていく。白黒だからこその,味わいのある作品になっている。

「お笑い芸人」という先入観は捨てて,と最初に書いたが,背景のところどころに「同業者」の名前(姿も?)が隠れていて,それを探すのもちょっと楽しい。

2009年2月7日土曜日

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記



金森さんに、いつも感心させられるのは、先を見る眼。理詰めのストーリー。冷静な判断。。。

まだまだ、いっぱいありますが、謙虚さとか、腰の低さとか、前向きさとか、クリーンなカンジというか欲がないというか、、、

たぶん、これまでの『毒舌の金森さん』というイメージしかない人からは、考えられないでしょうけれど、私の中での金森さんのイメージは、後者のほうが強いです。

正直、ろくでもない理由(←スミマセン・・・(笑))で借金を背負ってしまった金森さんですが、そこから、きっちりと、理詰めで生還してきたことと、ただ単に借金の返済についての話じゃなくて、経営者が読むべき会計知識の必要性だとか、ある業界の構造的欠陥だとか、すごい話がいろいろと語られているので、大変ためになりました。

あと、すごく驚いたのが、エピローグの最終行。

なぜなら、、私自身が、昨年、ある種の人物に言い続けていた言葉そのものだったからです。

自分の人生を生きるっていうのは、そういうことだと思います。

本当にいい本を出してくれて、読ませてくれて、ありがたいです。

2009年2月5日木曜日

セブン‐イレブンの正体 古川琢也



本書は出版物取次最大手のトーハンによって書店取次ぎを拒否されたいわくつきの書籍である。

本書が、トーハンの現副会長にして、セブン・イレブン・ジャパンの会長である鈴木敏文氏が不利益をこうむる内容だからだ、というのが主な取次ぎ拒否の理由だそうだ。

後ろめたい事実を隠したい、という態度が余計にこの本の記述に信憑性を持たせてしまっているのがなんとも皮肉な結果である。

小売業界最大手の巨大企業にして、一般的イメージでは優良企業とされているセブン・イレブン。

本書ではそんなイメージとはかけ離れたセブン・イレブン内部の黒い実態を告発する。

●売れ残りの弁当などの廃棄分の損失を加盟店オーナーに押し付ける
通常の会計では考えられない「ロス・チャージ」会計、

●加盟店オーナーは独立事業主であるにもかかわらず取引先業者からの
請求書を本部がオーナーに見せないという異常な実態、
またそれによって明るみになりつつある「不当なピンハネ」問題。

本書では上の二点のように加盟店オーナーサイドの問題を主に扱っている。

本書で書かれているセブン・イレブンの実態があまりに黒すぎて、著者サイドがいわゆる被害者たちの立場から一方的にセブン・イレブンを悪役に仕立て上げているという風にも見えなくもない。

だからこそ、冒頭に述べたような取次ぎ拒否という手段に出たのだろうが、意見を封殺しようとするのは逆効果だとは思うが。

読み物としては、「ロスチャージ会計」についてはその会計のからくりの巧妙さゆえ伝わりにくいところもあるが、それ以外のところは平易な文章で読みやすい。

「ピンハネ疑惑」の章で、ひとつ、またひとつと証拠があがっていき、疑惑の実態が浮かび上がっていく構成は図らずもわくわくさせられた。

最後の弁当工場潜入ルポは、筆者による体当たりルポでセブン・イレブンの末端の末端である弁当工場で筆者が数日間アルバイトしてあまりの過酷さからボロボロになる様が綴られている。なかなか読みごたえがある。

2009年2月4日水曜日

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉



全体として、良問を集めた本番の問題に極めて近い問題集だと思う。

まず、28問のサンプル問題で肩慣らしするといいだろう。

この本を読んで、気付いたことは、パート1とパート2の音声のスピードが実際のTOEIC公開テストの音声のスピードより遅いということである。

Windows Media Playerなどを介して、CDの音声をMP3プレイヤーに録音して1.2~1.5倍速で聞くのも、耳慣れするのには極めて効果的な方法だと思う。

また、パート7は以前より長文化してきているので、長文の詰まったこの本でリーディングパートのタイムマネージメントの(制限時間内に問題を解き終える)技術をしっかり身に付けることが、必要だろう。

この本の長所は、ナレーターがTOEIC公開テストと同じであり、TOEIC公開テストの問題を作っているETSが問題作成しているところである。

パート3の会話とパート4の説明文の音声は1つずつトラックに入っているので勉強しやすい。

とにかく、この問題集に、一回ずつ集中して取り組むことが大事だと思う。

参考スコアは、幅が広すぎてあてにならないだろう。

2009年2月3日火曜日

超・投資勉強法──「動乱の時代」に金運を掴む人、掴めない人



いわゆる勉強法の本ではなく、ズバリ、どうすれば株式、金、商品、為替等の投資で儲けられるのか、その方法がかなり具体的に書かれた本です。

ただし、 PBR、PER、BS、PL、ロウソク足、酒田五法といった伝統的な投資サインは一切書かれていません。

それらは古い投資家のスキルだと一刀両断。

その代わり、「透具(透視道具)」と名付けられた著者独自の投資法・透視法10種類、チャートと解説付きで紹介されています。

たぶん、プロ投資家、機関投資家も知らないスキルばかりでしょう。

「100年に1度のツナミ」に見舞われ、マネー動乱、ボラが激しい今日、既存の投資法だけでは読み取れないのが現実です。

この本のために2カ月で元手を3倍にした著者の「投資実験談」もきわめて実戦的で参考になるのでは?

2009年2月2日月曜日

レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』 本田直之




本書の中で印象に残った箇所を1点挙げるとするならば、「20:60:20の法則」の所です。

常に文句を言っている20%の人たちのモチベーションをあげようとするのではなく、逆に一生懸命に頑張っているもう一方の20%の人たちが、さらにやる気が出るようにしてあげれば、残りの60%の人たちもついてくる、といった内容でした。

私も同じようにモチベーションの低い人たちに注目ばかりして、著者と同じような過ちをしていました。

著者のように逆転の発想というか、そういったことに気づかなかったので、本書を読んで非常に勉強になりました。ありがとう。

2009年2月1日日曜日

CD2枚付[完全保存版]オバマ大統領演説



オバマ氏の代表的な演説の全文肉声収録したCDが付いているのは、現時点では本書だけでしょう。

そのほか、代表的な米国の歴史的演説も完全収録してるのは嬉しい限りです。

英文&日本語訳(用語解説付)を見開き2頁で載せています。

背景説明や英語キーワード索引も収録しています。

本書で沢田博氏(Newsweek日本版元編集長)がオバマ演説には次の3つの特徴があると指摘しています。

(1)「共通の記憶」=「過去の栄光」を呼び覚ます、

(2)一般的な理屈を語らず、個人的なエピソードを語る、

(3)キーワードをぎりぎりまで絞り込み、それを執拗に繰り返す。

本書の収録内容は、まさにそのことを再認識させてくれます。

本書に収録されているオバマ氏以外の演説は米国人にとっての「共通の記憶」であり、これをオバマ流にうまくデフォルメして演説に取り入れているんですね。

大統領就任演説では、(ワン・フレーズを封印して)自分の過去の演説もデフォルメして上手い具合に組み込んでいるように思います。

"Yes, we can"から"Yes, we will"への、決意表明だったのではと思いましたね。

現時点では、まだ実力未知数の大統領ではありますが、次世代に「共通の記憶」を残す可能性を秘める "パワーを感じさせる演説" だと思います。