2009年3月10日火曜日
サブプライム後の新世界経済~10年先を読む「経済予測力」の磨き方~
中原氏は前著で、経済を予測するためには経済学だけではなく歴史学、心理学、哲学の考え方が必要だと述べているが、今回はその考え方を披露してくれている。
歴史学では同じことが繰り返すのか繰り返さないのか、過去と現在の歴史の検証方法を具体的に述べている。
本著の事例では理解しやすい最近のサブプライム問題で検証していて、他の事例でも応用が効く説明となっている。
心理学では行動ファイナンス理論にとどまらず、その先の人間の生存本能にまで話が進んでいる。
ある意味、行動ファイナンス理論を越えた理論を展開していて衝撃的である。
哲学は物事の簡単な構造を抽出できる力を育ててくれるという。哲学は範囲が広いためか、参考になる著書を挙げ、物事の全体を俯瞰する考え方を鍛えるように説明している。
テーマは世界経済であっても、その他のあらゆる分野で応用できる情報や考え方が詰まっていると思う。本物の思考方法の実用書といえるだろう。
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